Japanische Klassiker mit Furigana
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いぼ
童話集 ごんぎつね|最後の胡弓ひき ほか十四編
Lesen Sie 童話集 ごんぎつね|最後の胡弓ひき ほか十四編 (いぼ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.278 Zeichen · 30 Bildschirme
そのくせ、人のうしろから、よくいたずらをしました。
いちど、松吉は、耳の中へあずきを入れられて、こまったことがありました。ああいうことを、小平さんは、今でもおぼえてるかしらん、忘れてしまったかしらん――ともかく、いまも小平さんは、白いうわっぱりのポケットに両手を入れて、ふたりを見ながら、にこにこしています。
小平さんは、きょうは親方もおかみさんも、金光教のなんとやらへいっていない、克巳ちゃんもまだ学校から帰ってこない、といいました。
ふたりは、ちょっと失望しました。
「だが、まだ三時だから、もうちょっと待っておれよ。そのうちに、おかみさんが帰っておいでるかもしれんに。」
と、小平さんがいいました。
そこでまた、希望がわきました。ふたりは、あがりはなに、目白おしにならんで、腰をかけました。
小平さんは、ともかく、お餅をいただいておこうといって、おくへはいっていき、カタンコトンと音をさせていましたが、やがて、からの重箱を、また風呂敷につつんで出てきました。松吉はそれをうけとって、ひざの横におきました。
あれから、五分たちました。まだ、おばさんは帰ってきません。